umechanteのブログ

ロシアンブルーの子猫たち

2024 夏コハク③

『30日目』 9/2(月)

ハリー…358g、ロン…413g、ハーマイオニー…368g

 

早いものでもう1ヶ月。色々ありましてここまでの成長記録を今回はほとんどブログに残せなかったのは少し悔やまれます。しかしスマホ触るのも辛かった💦というわけで久しぶりの成長記録。

私は弱りきってましたが子猫はスクスク元気に成長してました。体重差は相変わらずですが昨日から離乳食も始めて、ここから少しずつ差は縮まっていくと思います。

一番ちっこかったハリーは、仮死状態で産まれ1時間息をしてなかったであろう奇跡の子。そんな事が嘘かの様に、誰よりも早く産箱から脱走し、誰よりも早く離乳食に食いつきました。

今はハリーとハーマイオニーの2匹が離乳食ガッツリいってます。ロンは身体が大きい割にまだあまり食べない。こんな感じで調整され、2ヶ月を迎える頃には差はほとんどない、といった事がほとんどです。とはいえ、ハーマイオニーは女の子ですから小柄だとは思いますが。お顔は3匹ともとっても可愛らしい。カラーも今のところ綺麗。あとはプロファイル等がどう成長するか、ですが。

 

母はくちゃんの母猫、つまりハリポタきょうだいのおばあちゃん猫にあたるウタちゃんも、はくちゃんと同じ日に出産しています。運命だね~親子で同じ日に産むなんて。ウタちゃんにはブルポの子が誕生したみたい。はくちゃんにも同胎の子にブルポのきょうだいが居ます。いいな~私も1度は自分とこで見てみたい。真っ白で産まれてくるロシアンブルー、見てみたいわ♡手触りもブルポの子ってブルーと違ってしっとりとして触り心地が良いのです。触りてぇー♡

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ちなみに、ブルポ小噺。

ロシアンブルーには稀にブルーポイントの子が産まれます。ロシアンブルーは過去、戦時中に数が激減し、血統を維持できなかった時代があり、その頃に致し方なくサイアミーズ(シャム猫)を交配に使って血統を維持した歴史があります。遺伝学上、ポイント因子は両方の親猫が持っていないと産まれません。ただ、このポイント因子を持ってないロシアンブルーを探すのは非常に困難です。世界中のロシアンブルーの全ての子が、とは言いませんが、あるとしたら他外国に一度も輸出入してない後進国で、国内のロシアンブルーのみ交配を続けた国があるならポイント因子を持ってない子もいるかもです。だけど、それなら新しい血も他国から入ってきてないという事になるので、タイプの良い現代のロシアンブルーは産まれないでしょうね。

話を戻し、先の大戦で繋いだ歴史上、その後に日本に入ってきたロシアンブルーは主にアメリカ、カナダ、ロシア、珍しいところでイギリス、オーストラリアなど幾つかの国が挙げられますが、ロシアンブルーが初めて日本に来た時点でポイント因子は持っていたということになります。かつて、日本に初めてロシアンブルーを入れたジャッジさんでありロシアンブルーのブリーダーの第一人者でもある方とはご縁があり、20年以上前にこのお話をしていただき、大変興味深くお聞きしました。

こういった経緯から、国内の、かつ現代のほぼ全てのロシアンブルーの子孫にはポイント因子があると言われています。因子というのはその子が強く引いているかどうかもあるので、因子があっても薄い濃いはあります。これに関しては調べようがありません。ただこれ、因子持ちでも産まれるかどうかは運次第。ポイント因子があるからといって必ず産まれるワケでもなし、交配してみなきゃ分からん、といったところが正解。何十年もやってて一度も産まれない、なんてのもありますし、やり始めて直ぐ産まれた、という事もあり、運任せです。交配相手との相性もあるので産まれるかどうかは神のみぞ知る、といったところです。余談ですが、ロング因子もそうです。両方の親に因子がないとロングは産まれません。ですからロングを専門にしているブリーダーはロングとショートの掛け合わせは避けがちです。どちらが産まれてもいいという事であればロング×ショートの交配をします。しかし毛ぶきの良さなどを考慮するとロング同士で掛けた方が良い場合が多いです。子出しの良さはその親によるので一概には言えませんが。

この上で、ロシアンブルーにはポイント因子はあれどロング因子はありませんので、ロングは産まれ得ません。産まれたらえらいこっちゃ、です。過去にロングが混じってるという事になりますから。これに関しては認められていません。認められているのはポイント因子のみです。

良く、ロシアンブルーを知らないブリーダーさんはポイント(ミスカラー)が産まれる事を悪かの様に仰る方が居ますが、それは間違いです。 ロシアンブルーにブルーポイントが産まれる事は公認されています。ここ大事。ただ、ミスカラーですので本血統書の発行は出来ない、つまりナンバーなどは取れないのです。もちろん交配に使ってはダメです。アメリカのビッグキャッテリーでもブルポは産まれています。もちろん、ちゃんと繁殖ラインからは排除してますが。はっきりと述べますが、産まれる事は認められていても、ロシアンブルーのスタンダードとしては登録不可のブルポ、わざわざミスカラーを人気があるからといって交配に使用し、高値で売るブリーダーは絶対やってはいけない事をしています。認めている小さな団体もあるようですが、CFA並びにTICAではカラーとして認めてはいません。この主要2団体が認めてない以上、ミスカラーとなります。

過去、ブルポを認めようという動きもあったみたいですが、ロシアンブルーというからには単色で登録されるべきであり、ポイントを認めない、とコミッティが結論づけた歴史もあるほどです。だからと言って産まれてはいけない、とは結論づけてはいません。いずれ登録可能になる時が来るかも知れませんが、真っ当なブリーダーは先ず繁殖ラインには乗せないでしょうね。私は元々オールカラーの猫種をしていましたから、このミスカラーについては話し出すと終わらないほど長い話になるので割愛しますが、オールカラー認定の猫にはミスカラーは付き物です。ただし、ミスカラーの猫を交配に使ったり、繁殖ラインに乗せることはご法度であること、しかし産まれたその子は全くもって問題のない普通の子ですから、れっきとした純血種であります。公認血統書の発行が出来ないだけ。ですから適正価格にて譲渡、ペットして飼養するのは何ら問題ありません。ブリーダーは責任を持って、避妊去勢をオーナーにお願いしなければなりません。

もう一度言います。ブルーポイントは産まれる事は認められています。ただし交配不可!この場を借りて強く言っておきます。

 

誤解も多いので1回どっかで言いたかったのよね~この話は笑

 

#ロシアンブルー #ブルーポイント #ロシアンブルー子猫 #ポイント因子

 

番外編 初コロナになったおはなし

長い間ご無沙汰していまして💦

子猫の世話と母親の入院、義父のガン発覚と色々あった8月。実はお盆前に初コロナに罹りまして。あれだけ気を付けていたのに…5類に移行してからも手洗いうがい、手指消毒はかかさず、コロナ騒動前から外出中と人前ではマスクもしてました。

そして、このコロナをもらったであろう辺りは子猫の世話やら書類作業やらで、家でやる事が多かったのでほとんど外出もしてなかったのですがね。考えられるとしたら、日を逆算していくと濃厚なのは良く行く近所のスパ銭に行ったこと。しかし掛け流し温泉ですし入浴中は人とも話さないのに何で?とは思いますが、それ以外考えられない。イオンには1日おきに行きますが、当然アルコール消毒してサッと買い物してサッと帰るので考えにくい。スパ銭か?あぁ、ロッカーまでは消毒してないかもな…と。

まぁ考えても仕方ないんですが…私は基礎疾患があるのでコロナ騒動がすごかった数年前は罹ったら入院必須と言われてました。ただ今のコロナは弱毒化してますので、ちょっとだけ舐めてました笑

ちょうどお盆前で病院も休みに入るタイミング、確定したところで対症療法でしょうから、手持ちのキットでコロナかどうか検査しました。発熱してから24時間経っていたので陽性なら出るはず。そしたら陰性でした。あ、やっぱりただの夏風邪か…と。しかしそれから2日後、こりゃ何か違うなと思うほどしんどい。この私が全く食べられない。食べられないはどんな事があっても有り得ん。口に入れても噛めないんです。噛めるほど体力がない感じ。熱も40度まで上がり、感覚としてはインフルに似てる。インフルも夏なのに出ていると聞くし(周りに医療従事者が多いので情報はしこたま入ってきます)まさかインフル?

でももう1回キットで検査してみよう、とやってみたら陽性。あらま、偽陰性だったのね😅

でも前ほどキツくないだろうとタカ括ったのが間違い。どんどん悪化して、重症化してしまいました。寸前で病院には行ったけど、医師は基礎疾患あるから仕方ないね~て感じ。持病からくるのでそちらも悪化。入院も勧められましたが子猫が産まれてるから無理~と断って。でも入院した方が楽なんですよ。その方が早いだろし。そりゃ分かってるんだけどね。でも私の場合は子猫が優先ですから。

結局、家で療養。あまりにもしんどくてほとんど家のことは出来ず。たまたま補講期間で家にいる事が多かった主人が家のことや猫の世話を代行してくれて、ほんとに助かりました。そして3kgほど痩せました。デブの3kgはほぼ見た目変わりなし笑

普通は今のコロナは5日ほどで快方に向かうそうですが、私の場合はガッツリ2週間以上かかりました。とにかくこの8月は本当にしんどかったです。

 

やっと元気になった頃、今回お世話になりまくった心からの感謝を伝えるべく「生まれ変わっても先生(主人です)と一緒になりたいヮ」と感謝を述べたら、結婚記念日だから気を使ってくれてるんだね~って。

あ!!!今日、結婚記念日だったわ!わ、忘れてた……笑笑 そう。その日、8/26は私たちの入籍日です。厳密に言うと、結婚式は3/5、披露宴は11/22、結婚記念日は入籍日?だよね笑

あーーーー忘れてたーーーーーー💦

う、うん、そうだよ~的な曖昧な答えをしておきましたが、頭の良い主人は速攻で嘘を見抜くので私が忘れてたことを気付いてました。優しいので笑ってましたがね。

私、女性ですけど記念日とか覚えるのほんと苦手で。対して主人はきっちり覚えてる人なので、来年はちゃんと覚えておいてお祝いしないと。

 

やっちまったよ…な話でした🤣

殺風景なので写真も1枚。f:id:umechante:20240902201659j:image

コロナ中、震える手で撮った1枚。

 

#初コロナ #ロシアンブルー #生後20日

 

2024夏 コハク②

『10日目』8/11(日) 

ハリー…144g、ロン…168g、ハーマイオニー…156g

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ロンの目が開きました♡かわいい♬

後の2匹はまだ開いてません。

この2日前にロンのへその緒がポロンと取れてて、即回収。その次の日に気付いたらハリーもハーマイオニーもへその緒が無くなってたけど見つけられず…どこ行った?(゜Д゜≡゜Д゜)アリャ

 

ロン君、目が開くと一気に動きも早くなり、狭いリュックの中をわっさわっさ動き回ってます。あとの2匹もそろそろかな~👀

 

#ロシアンブルー #子猫 #ホグワーツトリオ #開眼

2024夏 コハク①

『7日目』8/8(木) 

ハリー…121g、 ロン…121g、ハーマイオニー…123g

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哺乳とプライベートが多忙で余裕がなく、誕生時から数日間ほとんど写真が撮れませんでした。急に1週間経ってますがお許しを。

幼名を決めました。今回はホグワーツトリオにしました。前のブログで触れましたが一番小さな子はこの前日にお空のお星様になったので、その子に呼びかけてあげられませんでしたが、法名をアルバスとしておきます。イギリスの名前なのに仏教の法名?てのは…ご愛嬌ということで笑

ちなみにアルバスが亡くなった時の体重は86gでした。哺乳で増えて減ってを繰り返しましたが体重差が付き過ぎていたのがよく分かりますよね…。今はお空で3匹を見守ってくれていると思います。

 

写真は左からハーマイオニー、ロン、ハリーです。ハリポタ映画を見られた方はご存知でしょうが、ハリーは赤ちゃんの頃に亡くなってもおかしくないシチュエーションから始まり、奇跡の生還を果たす的な。前ブログでも触れました1号は、一旦虹の橋を渡り掛けて息を吹き返したので、この名前が直ぐに思いついた次第です。ハリーが決まれば後は登場人物、メインキャストからあっさり命名

 

はくちゃん、この前日から何故か産箱を嫌がり、ショーの時に使っていた移動用の大きなリュックを好んでそこで子育てしています。このリュックは背面がガバッと開く仕様なので、面倒を見られない訳では無いのですが、絶対手狭になってくるので、いずれどこかで産箱に戻ってもらいたいです。産箱を嫌がった理由は、保温性が高いため恐らく暑かったのでしょうが、たまたまリュックはクーラーの真下に置いてたので涼しいからそっちにお引越ししたのかな、と思います。ほんとは産箱の方が管理しやすいけど、お母ちゃんが快適に授乳してくれるならもうどこだっていいや、と諦めてます笑

 

#ロシアンブルー #子猫 #ホグワーツトリオ

 

 

はくちゃんの出産

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『1日目』 8月2日(金)

1号♂… 80g、2号♀…74g、3号♂…80g、4号♂…75g。幼名はまだ考えてませんが、しばらく後に発表します。

 

とっても大変なお産でした。はくちゃん、初産。私は本職の方の合宿中。塾の夏合宿は1年で一番忙しい時で、前日の準備から終了後の後片付けまで5日間、早朝から夜遅くまでほとんど睡眠も取れません。ちょこちょこ時間を見つけて自宅に帰り、猫の世話をするのですがとにかくバタバタ。そんな時に実母が脳梗塞で倒れ、更にはくちゃんの出産が重なるという大変な事態でした。はくちゃんの交配日を私が間違えたことが悪いんですが💦いつも合宿は盆あたりにやるのですよ。1年前から予約をして抑えるのですが、ところが今回は盆の予約が取れず8月頭の予約になってたことをすっかり忘れ、8月頭に出産が来る様に交配してしまった…という経緯。計算では頭に産んだらちょうど盆あたりは授乳中で目を離しやすいというのがあったのです。結果、合宿中のど真ん中に出産してしまうという…しかも、難産でした。

普通にロシアンブルーの出産はとてもデリケートです。更に初産で難産というとんでもない事態でした。

合宿の間、乳母がお留守番してくれていたのですが、彼女はブリーダーではありませんから、お産の介助までは無理です。ただ一応、この時はこうやって…と説明はしていたのですが、やっぱり無理で破水に気づかなかったそうで、それは責めるつもりも全く無いけど乳母は真面目なので落ち込んでました。

陣痛が来て直ぐに連絡をもらって慌てて飛んで帰りました。運の悪いことに逆子でした。帰宅した頃には既に頭以外のカラダは出ていて、頭部で引っかかっていました。痛さと辛さで泣き叫び、暴れ回っているはくちゃんを何とか抑え、20分ほどかけて子猫を取り上げることには成功しました。しかし、この時点で1時間弱経っているので子猫は息をしていませんでした。頭が引っかかった状態で何十分もですから、窒息したかもしれない。もうダメかも…と隣で乳母は号泣。そりゃそうだよね、慣れていない上に逆子で息してない、なんて驚くわな。

私は慌てながらも冷静に、丁寧に膜を取ってやり、柔らかいタオルで乾布摩擦をしながら蘇生を試みました。心マと人工呼吸で頑張れ!戻ってこい!と声がけして必死に心マ。なんと、数分後に息を吹き返しました。割と奇跡です。

しかし難産だったためはくちゃんは何も出来ず、グッタリしてお乳も飲ませられる状態でなかった💧慌ててミルクを作りに。こういう時の為にプロ用の初乳ミルクを用意しています。

 

ここで一応主治医に連絡しました。しかしまたここで事件。主治医のお父様が急逝され対応出来ないとの事。セカンドの獣医は遠いし…じゃあもう何とか自分でやるしかない!帝王切開にだけはならない様に祈ろう!と奮起。2匹目を待つ。2匹目はお腹のマッサージをしていたのもあり比較的すんなり出ました。でもまた逆子。はくちゃん、痛いのかすんごい泣く泣く。ごめんね、痛いだろうけど一緒に頑張って!と奮い立たせ、3匹目を待ちました。この間、お乳をやれないはくちゃんに代わって暖めて哺乳。何とか助けられそう。体重も普通サイズだったので、相当痛かったんだろうな~と思いました(泣)。

数時間後、3匹目の陣痛。また逆子!可哀想に運が悪いね…前日にゴロゴロお腹の中で動き回っていたので、体位変換はしていたのですが回り過ぎたんでしょうね、間が悪く足からになってしまったのでしょう。ただ2匹出て道がついていたのか3匹目は逆子でもそれほど時間もかからず無事に出ました。

 

7/29に出産前レントゲンで3匹だと確認はしていたので、これで終了、お疲れ様はくちゃん。と労って哺乳を乳母と2人で3匹にやっていました。私たちが見てあげるからちょっとお休み、とはくちゃんを寝かせていたら、おっと!また陣痛が!えぇ?!まさか4匹いるん?!となりました💦レントゲンで写らなかったのか小さい子がまたまた逆子で出てきました。小さいけど超未熟児という訳でもなく、何とか哺乳でいけるか?という感じで4匹の哺乳が始まりました。 ただやはり、一番小さい子はうまくお乳を飲めず、苦戦しました。

以前もそうでしたが、ロシアンブルーはレントゲン写りにくいのか?プラス1匹というシチュエーションはまぁまぁあります。そして写らなかった子は概して小さい。今回はそれほど小さくありませんでしたが、あの小さい子宮の中でどこにどうやって隠れるんだろう…頭骨と背骨の数はちゃんと確かめてるんですけどね。

 

4匹ともはくちゃんが落ち着いた頃に初乳を飲ますことには成功したので、何とか助けなければと頑張りました。

ただ実母が倒れた連絡がこの2匹目が生まれたあたり、今ちょっと手が離せない!後でかけ直す!と言ったきり放置だったので、慌てて姉に電話。救急車で運ばれ、今は病院で姉と姪(2人とも医療従事者)がついてるからそっちは子猫に集中しな、と言ってもらえ、甘えることに。

なんだコレ、1日で色んな事が起こるな!と。

しかし大事な生徒さんを保護者からお預かりしてるのもあり、合宿も穴を開けられない。一旦、子猫は乳母に任せて合宿所に舞い戻り、その後帰れたのは夜の22時でした。

なんせ4匹いるので手が足らず、その日は30分おきに1mmずつの哺乳で何とか乗り切りました。2日目の朝、やっと2mmほどミルクを飲める様になり、はくちゃんも落ち着いてきて子猫を受け入れてくれました。下の世話をしてくれるだけでも助かるので、お乳も飲ませ始めたのを確認して、早朝に合宿所へ。

次は昼まで帰れません。乳母はこの日はどうしても仕事が休めず誰もいない。この間になんかあったらどうしよう💦と焦っていたけど、昼に帰宅した時に、はくちゃんがちゃんと授乳してくれてました。4匹とも息がある、とホッとし、一番小さい子に追い哺乳。飲むんだけど飲む力が弱いな…これはもしかしたら危ないかもな、と不安。絶対助ける!と心に誓ってここから何とか4日間乗り切りました。

 

5日目の朝、師匠である親ブリさんに報告がてら電話をしました。この頃には合宿も終わって片付けも終わり、やっと電話出来る余裕がありました。ただその頃には、小さい子はほとんど自力でミルクを飲めませんでした。むりむり1mmとかを1時間おきに入れていたのですが、苦しそうだったし、途方に暮れかけてました。親ブリさんにその一番小さい子の相談をしました。いつも色んなアドバイスをいただくのですが、今回のその子は覚悟をしておきなさいと大先輩に言われたのもあって、それで覚悟は出来ました。

その夜、どうしても外せない仕事ができて1時間ほど塾に行き、帰ってきたら

その一番小さい子が亡くなってました…。ひとしきり泣きました。助けてあげられなくてごめんね、と。覚悟は出来ていたけど、やっぱり救えなかったのは悲しい。5日間だったけど、短い間だったけど頑張ったね、と。残った3匹は何としても助けるからとその子に誓いました。

長いことブリーディングをしていても、やはり子猫の死は慣れるもんじゃありませんね。一度も楽しい思いをすること無く、きょうだい達と遊んだりおやつ食べたり…その経験をさせてあげられなかったのは本当に心が痛みます…。

 

暑いしずっとそのままなのも可哀想だし、今晩、夜中の涼しいうちに埋葬してあげようという事になり、3時頃近くの24時間スーパーに花を買いに行き、埋葬してあげました。生まれ変わってまた私たちの元へおいでと言っておきました。4匹のうち、小さいけど一番コートカラーも白く、お顔も良かった子です。f:id:umechante:20240814123245j:image

まるで眠っているよう。経験上、色の白い子は比較的弱い様に思います。体重差もあって大きい子にお乳を取られるので、24時間見張ってないと難しかったケースですね。小さい身体でよく頑張ったよ。

 

そんなこんなで、色々ありましたが残った3匹は順調です。最初の仮死状態だった子も嘘みたいに元気に育っております。

実母も何とか山を超え、今は落ち着いて一般病棟に移りました。

しかし、今度は義父が倒れたと連絡が。胃がんステージ4が発覚したそうな…

いつまで続くんだ事件。幸い義父は元気で治療に入っているそうで、20日に会いに行って話を聞いてきます。

 

次回からは3匹の子猫情報を明るく載せていきたいと思います。暗い話をご覧いただきありがとうございましたm(*_ _)m

 

#ロシアンブルー #出産 #難産 #初産 #虹の橋🌈

番外編 玉垣のおはなし

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※写真は京都路地散歩さん、そうだ京都、行こう。さんからお借りしました。詳細はこちらのサイトを検索してください。

 

我が家のすぐ近所に車折神社(くるまざきじんじゃと読みます)という有名な神社があります。家が近い事もあり、よくお詣りさせてもらっているのですが、ここの中に芸能神社というお社があります。観光に来られる方はこの芸能神社にある朱色の玉垣を見に来られる方が多く、ありとあらゆる芸能人の方の名前が連なっております。この神社はその昔、NHKの「オードリー」というドラマの撮影地でもあり、ここと我が家の間くらいに松竹の撮影所、我が家から歩いてすぐのところに東映の撮影所があります。もう今は無いですが大映の撮影所もありました。

オーナーさんで声優の方がいらっしゃるのですが、我が家の猫をお迎えに上がる際に玉垣を依頼され、ちょくちょく場所の確認にも行っております。玉垣の位置はコロコロ変わるので、時々確認しています。

 

私も玉垣やろうかな~とは以前から思っていたのですが、やっと決心がつき今年の5月25日に玉垣を依頼しました。自分が置かれている仕事や立場によって色んなお社に玉垣を設置できるのですが、私はというと…神社の方に聞いたら芸能にあたるそうです。本職の塾の方じゃありません。猫舎でやるつもりだったので、それだと芸能なんですって!キャットショーとかブリーディング、芸能なのか?と思ったけど神社の方が言うなら間違いない。というわけで芸能社での依頼になりました。

出来上がるまでに1、2ヶ月かかるので、忘れた頃に出来上がるだろうと、そしてほんとに忘れてました笑

やっと出来ましたよ~お待たせしました~とお手紙をいただいたので早速見に行ってきました。

おぉ〜立派✨👏

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せっかく来たついでに

車を買い換えてからお祓いを済ませてなかったので、車のお祓いもお願いしました。 本殿に上がらせていただき、お清めしてもらって気分爽快。こういった家にまつわるお祓いは必ず私たち夫婦、乳母の3人で伺う様にしています。

そんなわけで、乳母&玉垣

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実は、自分の玉垣が探しまくって見つからなかったので、社務所で教えてもらいました。結果、前はなかった新設の場所にありました。依頼される方がとても多くて新設されたんですね。そこは探してなかったわ。鳥居に近いいい場所でした♫

 

また場所が変わるかもしれないので、たまに確認に行かなくてはね。

今生まれている、はくちゃんの子猫が無事に育つ様に本殿にお詣りし、以前に子猫が無事に巣立つ様にと願った御礼詣りをし、神社を後にしました。

心が洗われるので、お詣りは私の大切な行事のひとつです。

 

#車折神社 #芸能神社 #朱色の玉垣 #御礼詣り

 

トラウデン姉弟の巣立ち(コウメコ2024最終回)

4月10日に生まれたコウメコのナオミとトニが、新しいオーナー様の元へ巣立ちました。

本当はもっと早くお渡し出来なくもなかったのですが、本職である塾の夏合宿や、はくちゃんの出産(後日up予定)が重なり多忙で💦オーナー様には予定をずらしてもらっていました。

 

度々登場します乳母、私たち夫婦が留守にする時は必ず彼女が猫たちの面倒を見てくれている頼もしい存在なのですが、 彼女はブリーダーでは無いので巣立ちに慣れていません。なので毎回号泣します笑 今回はたまたまお仕事が休みで、ナオミとトニの事も小さい頃から面倒を見ていたのもあり、一緒にお届けに行くことになりました。

そんなわけで8月9日(金)朝9時、巣立ちの日を迎えました。姉弟の新居は我が家から車で5、6分。近い🤣

私たち夫婦と、乳母、3人と2匹でいそいそと出発。まだかまだかとお待ち頂いてるオーナー様がお迎えを。来ましたよ~♫

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着いてすぐ2匹は新居を探検🐾その間に諸々の説明。お部屋は既に猫を迎える準備は整っていました。準備品はお渡し済なので、しばらく何も買わなくていい状態です。タワーもウォーターファウンテンも猫トイレも各所にばっちり。完璧。

ちょっと慣れた辺りで記念撮影📸

既に素敵すぎる名前を頂戴してましたので、巣立ちまでずっとその名前で呼んでいました。

男の子(トニ):由理慧 - ゆりゑ - Yurie
女の子(ナオミ):沙貴恵 - さきゑ - Sakie

名前の由来はそれぞれ、知恵(叡智)の大天使「ウリエル」と富と慈善(慈愛)の大天使「サキエル」から因んでいます。

 あのやんちゃ坊主とお転婆娘が大天使の名前……名前負けしないか?てほどのすごい名前をいただきました。

しかし新居に着いてしばらくすると、その名前がしっくり来るんですよね~不思議。我が家は和風ちっくだけど、新居は洋風だからかな~スっと馴染んだ感じがしました。

乳母は珍しく泣きませんでした。多分、やんちゃな2匹にとても手を焼いていたからかも知れません笑 後で聞いたら、オーナーさんがあまりにもちゃんとしてる人だったから安心したのだと言ってました。

 

すぐに慣れたのはナオミ改め 沙貴恵。トイレの場所も早々に確認。砂の感触もさっさと確かめ、色んな所へ行って気が済んだらもりもりオヤツ食べてました。こういう時って女は強い。一方、トニ改め 由理慧、ビビって固まってほとんど動かない笑 こういう時って男は弱い笑

食に情熱はあるのでめっちゃオヤツ食べたいけど、知らない人がいるよ~食べられないよ~💦とヘタレ満開でしたが、その内へっぴり腰でオヤツ食べてました。まぁこれも今のうちだけ、すぐ慣れてびっくりするほど元気に飛び跳ねますよ。

 

オーナー様は名大で博士号を取られ(日本人でも超難しい💦)、永住権を持つブラジルの方です。日本の色んな所に住んで京都が気に入り、今のお住いを購入されたそうです。とても立派なマンションでした。しかも一等地。

そして、その辺の賢い日本人より遥かに頭脳明晰な方。契約書の難読漢字をスラスラと読み、驚いてたらそんなに複雑な漢字じゃないからって笑 すげぇ~。まぁ今までのやり取りも漢字も普通に使われるし敬語から尊敬語まで完璧だったので今更な話なんですけど笑 これから海外のことで分からない事があれば頼ろう、と勝手に思ってました笑

ご近所さんですからこれからもプライベートなお付き合いがあれば嬉しく思います。

 

幸せになるんだよ、大天使たち。

 

8/13追記: 由理慧は扉の開け方を早速覚えて勝手に開けまくってるそうです。本領発揮ですナ。

 

オマケの準備品たちf:id:umechante:20240814103125j:image
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f:id:umechante:20240814103121j:imageドーン!とダンボールいっぱい📦

#ロシアンブルー #ロシアンブルー子猫 #巣立ち #新オーナー #大天使